通信制高校も選択肢に!学校に行けない子、悩みを抱える子、通信制高校への進路を考えている子が相談できる場をつくる
~「通信制高校という新しい選択肢を」
成川愛花さん(高校3年)
髙橋夢華さんとペアで活動(※発表は別々)

◆どんな活動をしましたか。発表した活動内容を教えてください。
自身が通信制高校に通っているという経験から、私は「通信制高校の良さや魅力を多くの人に伝えたい」ということを目標に活動しています。
多くの人に伝えるにあたって様々なメディア関連の方と繋がったり、進路や学校に通うのに悩みを抱えている中高生を対象にイベントを開催したりしました。
◆どうしてこの活動のテーマや課題を選び、取り組もうと思ったのですか。
現状の通信制高校を多くの人に知ってもらい、人それぞれ生き方が違う中で、「それぞれに本当に合った高校に進学してほしいな」と思っており、周りに反対されず通信制高校を進路の選択肢の一つとして選べる環境を作りたいためです。


◆どんなことにいちばん苦労しましたか。
小田原市内にある中高全21校にイベントのチラシを校内で貼らせていただけないか電話したことです。(※1校だけ市外)
社会人の方々にお願いの電話をすることは初めてで、緊張しすぎて最初の電話をかけるまで3時間かかりました。
◆自分がいちばん頑張ったことを教えてください。
中高にチラシを直接渡しに行った時です。4校は歩ける範囲だったため、ペアの髙橋夢華さんと渡しに行ったのですが、小田原の山道を歩き回るのは中々大変でした。ですが滅多にできない経験だとも思うので、今回できてとても嬉しいです。

◆楽しかった思い出はありますか。
常に大変かつ楽しかったと言いたいところですが、一つ物凄く印象に残っていることがあります。
「こどもごちめし」という子ども食堂のようなイベントにボランティアとして参加させていただいた時があるのですが、その際に歌手の安室奈美恵さんの元プロデューサー、今井了介さんとお会いできたことです。
私は安室ちゃんの大ファンで、今井了介さんが手がけた曲「Hero」を弾いてくださった時はとても感動しました。

◆取り組んだテーマや課題に関して、今後どのような活動をしていこうと考えていますか。
引き続きメディア化を進めつつ、実際に中学生などに会って影響を与えられたらと考えています。
現在は不登校の子を持つ親同士が相談し合う場があるのですが、その運営の方々と何か協働できないか話し合っている状態です。他には、実際に中学校で登壇できないか各方面に聞いたり、先日は新聞の記者の方に取材してもらいました。
まだまだ自分のできることを探している最中なので、もし何か案があればお声がけいただけると嬉しいです。
◆今回の体験からどんなことを学んだ・得たと思いますか。
「何事も行動してみよう」という考えを持ち、実行に移せるようになったことです。最初は社会人の方にメールを送るのもとても緊張しましたが、段々多くの人と関わることで慣れてきて、行動することが楽しく思えるようになりました。
◆今回の体験を通じて、地域への見方や愛着は変わりましたか。
最初は小田原市に対して無感情だったのですが、活動を通して地域の人と関わることが増え、多くの優しい方々と話し、少しずつ愛着が湧いてきました。高校に小田原を選んで本当に良かったなと思います。
◆今回の経験は、今後の進学や就職にどのように活かされると思いますか。
ふろぷろは目標実現のためだけではなく、気持ちや考え方の面で成長できるようなサポートも強く、人間として少しは成長できたのではないかと感じています。これらの経験から将来様々な場面で悩むこともあると思いますが、気持ちを明るく切り替えて、次の行動に移せるよう頑張りたいです。
ふろぷろ関連でお世話になった皆様、今まで本当にありがとうございました。