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デザインパテントコンテスト 優秀賞

トイレの雰囲気が明るくなり、誰もが気軽に使える生理用品収納ケース

秋田県立秋田工業高等学校

石川凛さん、森本和奏さん、渡辺りささん(2年)

 

◇部活での参加(メカクラブ)

◇作品タイトル「生理用品収納ケース」 

特別賞「時代を映す鏡賞」も同時受賞

(2025年12月取材)

◆コンテストに出場した経緯を教えてください。

 

私たちの部活は、過去には、令和3年に牛乳パック切断装置でWIPO(世界知的所有権機関)賞を、令和5年に多機能書見台で優秀賞を、それぞれパテントコンテストで受賞しています。

 

ですからもともと、パテントコンテスト・デザインパテントコンテストの存在は知っていて、何を作るか考えていました。

 

普段の悩みや、生活を楽にできるようなことはないかとメンバーで検討していたところ、NPO法人のフォレシアさんが女性の不妊治療や健康についての活動をしていることを知り、いろいろと共同で話をしていく中で、生理用品収納ケースを作ることに決定しました。

  

最初はパテントコンテストに応募しようと考えていましたが、作ろうとしていたものと同じようなものが既にあることを知りました。ただ、それらは、使いやすさを重視しており、無機質で、生理用品を隠すようなイメージを抱かせる、機械的で装置のようなものが多いなと感じました。そこで、私たちは、トイレの雰囲気が明るくなり、誰もが自由に、気軽に、恥ずかしがらずに、使えるような作品を作りたいと思いました。そして、新しいデザインを優先したものづくりをしたいと考え、パテント部門でなく、デザインパテント部門に応募しました。

 


 

◆製作は、いつ頃から始めて、どのくらい時間をかけましたか。

 

2024年6月の初めに、パテントコンテスト応募に向けた製作を始めました。先程も述べた通り、製作に取りかかり、様々な形状の生理用品収納ケースを製作していましたが、試作品が完成したのでコンテストに応募しようと準備を進めていく過程で過去の特許を調べていたところ、既に同じようなものがあることを知り、急遽、応募の1ヶ月前にデザインパテント部門で、応募することに変更しました。構想および製作期間は約1ヶ月でした。

 

 

◆選考に通ってから特許庁への意匠登録出願までに、どのようなことをしましたか。

 

弁理士の先生から、様々な指導を受け書類を作成しましたが、実際はかなり手直しする部分が多く、簡単ではないことを経験しました。初めての出願でしたので、全て大変でした。

 

弁理士の先生からは、構想の段階でも、女子高生らしさを全面に出した発想で、気軽に、自由に、恥ずかしがらずに使えるような環境作りの1つとしてのツールを考えてはどうかというアドバイスをいただきました。

 

 

◆意匠権を取得したら、今後どのように発展させたいですか。

 

実際に、実物を作って利用できるようにしたいと考えています。現状としては、透明なふたを本校の設備で作ることは難しく、企業の方と連携して作りたいと考えています。

 

 

◆今回の経験がきっかけとなり、将来進みたい分野や夢が見つかりましたか。

 

ものづくりの研究分野に進みたいと考えています。今回の作品のような今までにない新しい、人の役に立つようなものを作りたいと考えています。

 

 

◆今回の体験を通して、上達したこと、学んだことはありますか。

 

3D-CADが上達したと感じます。CADとはコンピューター上でモデルを作ったり、設計したりするもので、部品の形状や動き、組立てまでリアルに再現できるものです。授業で習ったことを生かして頑張りました。また、普段の生活の中で困っていることや改善できることがないか考えることで、思考力や発想力が鍛えられたと思います。

  

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