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デザインパテントコンテスト 優秀賞

ヘッドレスト付きの座席で、車内の居眠りのストレスから解放!

東京科学大学附属科学技術高等学校

久保田 航平さん(3年)

 

◇有志での参加

◇作品タイトル「衝立型ヘッドレスト付き鉄道車両用座席」

(2025年12月取材)

◆コンテストに出場を決めたきっかけを教えてください。

 

パテントコンテストは、先生からの紹介もあって、1年次に出場して賞をいただいた経験がありました。そこで、2年次では、デザインパテント部門への参加を検討しました。ちょうど、鉄道車両の座席の意匠に関するアイデアを考えついた頃だったので、こちらへの出場を決めました。

 

 

◆デザインのアイデアを思いついたきっかけを教えてください。

 

きっかけは、登校に使う朝の電車での出来事です。私は、通学の電車でよく居眠りしてしまいます。居眠りが過ぎると隣に座っている人に寄りかかってしまうことがあります。着座中に隣の人の頭や上半身がもたれてきたら、とても気分を害されるでしょう。もちろん、隣の人は私を振り払おうとします。睡眠中の私には振り払われるときの衝撃が大きく感じ、気持ちよく寝ていたのに、いきなりその邪魔をされて、私は嫌な気分になります。自分に非があるとは理解しているものの、なかなか嫌な気分は抜けません。

 

このように、車内の居眠りに始まる諸々の事象は、座席を共有する人々の間にストレスを生みます。私は、このストレスを取り除きたいと思い、今回応募したアイデアを考案しました。

 

 

◆デザインの制作は、いつ頃から始めて、どのくらい時間をかけましたか。

 

デザインの考案から書類の作成までは、1か月ほどでした。大変だったのは、座席上に置いたヘッドレストが、立ち上がろうとする乗客の動作を邪魔したり、体型によって着座が困難になったりすることがない形に近づけることでした。


  

◆選考に通ってから特許庁への意匠登録出願までに、どのようなことをしましたか。

 

CADで3Dのデータを図面に変換し、複数の視点から見た図を何枚か揃えました。そして、それらの図面に矛盾がないように、弁理士の方のご指導のもと線を追加するなどして修正し、出願書類に掲載しました。また、デザインを説明する文章も、弁理士の方の助言をもとに適切な表現に訂正しました。

 

弁理士の方のサポートは大変丁寧でした。正面図や側面図などの図面を作成した際、それぞれの関係性(線の位置や本数など)に相違がないか、注意深く確認するようにアドバイスを受けました。

 

 

◆意匠権を今後どのように発展させたいですか。

 

取得した意匠権はできるだけ維持したいと思います。また、このアイデアに興味のある人などがいれば、お話をしてみたいです。

 

 

◆今回の体験を通して、より深く学んだこと、得た知識はありますか。

 

創造から、それを権利化する流れを体験できる試みというのは、大変意義のある試みだと思います。文書の作成も自ら行うので、レポート作成の能力も伸ばせたと思います。また、法律への興味は格段に増しました。

 


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