第88回情報処理学会全国大会 第8回中高生情報学研究コンテスト
メイク男子はあり?なし?約300人の高校生調査でわかった、新しい「自分らしさ」の形
大分県立日田高等学校
チーム名:チームごきげんよう
メンバー名:藤原輝星さん(2年)、吉冨桜々さん(1年)、江藤郁奈さん(1年)
(2026年3月取材)
メンズメイクにおける阻害要因及び対策の検討
多様性が進む現代でも、メンズメイクには根強い偏見が残っています。本研究は「メイクは性別を問わず個性を引き出す手段」という考えのもと、普及を妨げる原因を高校生への調査で分析しました。その結果、最大の壁は「男はこうあるべき」という固定概念だと判明。性別や学年による意識の差を明らかにし、誰もが自由に自分を表現できる社会をつくるために、学校などでの理解を深める活動が必要であると考えます。
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◆今回発表した研究を始めた理由や経緯を教えてください。
近年は、数十年前に比べて価値観も変化して、比較的多様な社会となってきていますが、根底にあるさまざまな根強い偏見や固定概念が残っています。その中でも男性の普及が特に阻害されているメンズメイクに焦点を絞って、何が要因でメンズメイクが阻害されているのかを研究しました。
私たちは「メイクは女性だけがするのではなく、全ての人が個性を表し、魅力を引き立てるためのひとつの手段」として有効だと感じるので、この研究をすることにより、メンズメイクを阻害している要因を突き止め、今後、より男性がメイクをしやすい社会をつくるきっかけを作ろうと考えました。
◆今回の研究にかかった時間はどのくらいですか。
この研究はテーマ決めから分析をし、結論を出すまで、約3か月の時間を使いました。
◆今回の研究ではどんなことに苦労しましたか。
今までメンバー全員が統計を学んだこと(or 扱ったこと)がなかったので、因子分析、テキストマイニングや重回帰分析をすることにすごく苦労しました。テーマが決まったものの、何の課題について研究を進めていこうかということを考え、実行することが大変でした。さらに多くの分析結果をポスターにどう見やすく書くか、また、ポスター全体のバランスにも配慮しました。
◆「ココは工夫した!」「ココを見てほしい」という点を教えてください。
テーマ設定と、研究方法をこだわりました。心理について研究している人が比較的少なく、他の研究との差別化が図れたと思います。メンズメイクを統計的に分析し、論理的な構成で研究を進めた点を工夫しました。
特に、メンズメイクの受容性については、文献を調べても見つからなかったため、因子分析によって、自分たちでその構造を検討したことで、尺度を開発できたときは嬉しかったです。
また、開発した尺度と「男性役割意識」の関連も検討することで、深い考察を行うための工夫を行いました。
◆今後「こんなものを作ってみたい!」「こんな研究をしてみたい」と思うことがあれば教えてください。
学生だけでなく、幅広い年齢層、日田市以外にもアンケートをとって、研究内容をより深めていき、そこからどの年齢層にもメンズメイクの価値観が広がるような啓発活動を行いたいです。
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