学問・大学選び支援サイト

第88回情報処理学会全国大会 第8回中高生情報学研究コンテスト

人それぞれ違う「暑さの感覚」を数値化!手遅れになる前に守ってくれる新システム

大分県立日田高等学校

チーム名:チーム成長点

メンバー名:木村みとさん、合谷萌唯さん、清瀧暢之さん、白井煌大さん(1年生) 

(2026年3月取材)

不快指数を用いて熱中症ゼロを目指す警告システム「涼メ〜ル」の開発

 日本有数の暑さを誇る盆地・大分県日田市。私たちは、地元の働く人々へのインタビューから、作業に集中するあまり熱中症のリスクを見過ごす実態を知りました。そこで、個人の感覚に頼らず危険を知らせる「LINE通知システム」を開発。内陸特有の厳しい気候に合わせ、身近なアプリで手軽に警告を受け取れる仕組みを構築しました。テクノロジーで地元の働く人々を熱中症から守り、安心な作業環境づくりを目指します。

 


※クリックすると拡大します

 

◆今回発表した研究を始めた理由や経緯を教えてください。

 

科学部情報班に入部したばかりのとき、顧問の先生から「気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)」の研究助成のお声かけをいただいたことをきっかけに、気象を切り口として研究テーマ決めを始めました。まずは実際に社会で働いている人の声を参考にすべきと考え、チームメンバーの家族に困り事や働いている最中の苦労などをインタビューし、ヒントを集めました。その中で、私たちが現在暮らしている街である大分県日田市の気候に目をつけました。内陸で盆地であるため、日本で一、二を争う暑さを誇る日田市では、特に熱中症の危険性が高いと思い、LINEを使った手軽な警告システムを開発しようと決意しました。

 

 

◆今回の研究にかかった時間はどのくらいですか。

 

研究のテーマ決めからシステムの開発、ポスターの作成まで全て合わせて約2か月です。まだ高校生になったばかりだったため、試行錯誤しながらもチーム皆で分担して、より良いものをつくろうと工夫を重ねました。

 

 

◆今回の研究ではどんなことに苦労しましたか。

 

システム開発やプログラミングに関しては初心者のため、何をするにもトライ&エラーの連続に苦労しました。購入すべきモジュールを間違えたり、うまく作動しなかったり、頭を抱えることが多かったです。たくさん助けてくださった顧問の先生や、悩んだときに相談にのってくれた両親、研究に関して専門的な視点から親身にアドバイスしてくださったWXBCの皆様など、様々な方面の方々にご協力いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

◆「ココは工夫した!」「ココを見てほしい」という点を教えてください。

 

より使い勝手のよいものになるように、警告や使用する指数の精度よりも、利便性を考慮しLINEを活用した通知システムの開発に力を入れたところです。公式LINEを通して、なるべく簡単な操作で使用できるような機能をつくることに尽力しました。実用化の面まで想定し、実際の状況も考えて話し合いつつ開発を進めました。

 

 

◆今後「こんなものをつくってみたい!」「こんな研究をしてみたい」と思うことがあれば教えてください。

 

全国の同世代の人たちが行った研究を拝見し、統計学を用いた人の気持ちに関する研究や、特定の生き物や現象に目を向けた自然科学に関する研究に興味を持ちました。一言で情報学と言っても、自分の趣味嗜好と合わせることで、とても幅が広くなり得るということを身をもって体感しました。これからは、もっと自分が知らない分野でも積極的に学び、研究をするうえでのヒントを増やしていきたいです。

 

 

Copyrights © Kawaijuku Educational Institution All Rights Reserved.