人生を豊かにする「扉」を開こう! 高校図書館司書が贈る、本気のおすすめ本
毎日通う学校のなかに、実は世界中、そして未来や過去へとつながる「扉」があるのを知っていますか?
大学の先生とはまた違う、君たちの日常を一番近くで見守っている高校図書館の司書・先生たちが、今だからこそ読んでほしい「とっておきの3冊」を選んでくれました。
本の中にある「問い」は、ときに君が大学で学ぶ「学問」にもつながっています。気になるタイトルから、新しい自分に出会う旅を始めてみませんか。
こちらも見てみよう
ささくれだったときに、青山マジックを
青山マジックで、今より優しい自分に出会う
お探し物は図書室まで
青山美智子(ポプラ社)
どんな本を読んでいいかわからない人には、まず青山さんの本がおススメです。これは短編が集まったものなので、電車の中で読んでも OK。読みながら、また読んだ後はもっと…なぜか今より優しい気持ちになれるんですよ。ささくれだった気持ちの時は効果絶大!不思議な青山マジックにあなたもかかってみません か?
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昨日より前進するために、言葉の力を味方に
「言葉」があなたの人生を決める
苫米地英人 (フォレスト出版)
アファメーションの超入門!いうことで、言葉の法 則・言葉の持つ力を探ります。ついマイナスの言葉が浮かんでしまうあなた、毎日毎日の言葉一つで人生が変わっていくなら…それを知りたいとは思いません か。そして実践することが何より大事です。まずはその入り口に立って、昨日より今日と前進していきたいですね!!言葉の力(言霊)を信じるあなたへ。
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島を丸ごと購入し、島民と生きていく人生
カオハガンからの贈りもの
崎山克彦(海竜社)
20 数年前、私はバリ島へ行く予定で準備を始めました。その時出会った 1 冊がこちらです。退職金でカオハガン島を島ごと購入し、島民たちと生きてゆく暮らしを選んだ崎山氏の人生に魅せられ、急遽行き先を同じセブ島内の「カオハガン島」に変更。実母と小さな子供たち 2 人を連れて、本当の幸せとはなにか?を考えたいと実際に滞在。16 年ぶりとなった先日、二十歳になった次男と同じ場所へ赴きました。一緒に海に潜りシュノーケリングをして、大きな時間の流れの中で私にとっての真の幸せを味わうことができました。思い出話に付き合ってくれた次男には感謝と共に、私の人生に重なる大切な 1 冊となっています。
「生きること」を考える時、一生に一度は訪れてほしい島です!まずはこれを読んでから…
髙司先生 一問一答
Q1.先生の好きな本のジャンルは?
詩集 特に銀色夏生
Q2.感動した映画・印象に残っている映画は?
『スパイダーマン』 見かけによらず切ない内容
Q3.好きな漫画・アニメは?
『火垂るの墓』
Q4.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
『ねないこだれだ』
Q5.今後読んでみたい本、気になっている本は?
『叫び』 (第174回芥川賞受賞)
研究者の飽くなき情熱に圧倒
「わからない」を愛する研究者の飽くなき情熱
裏山の奇人 野にたゆたう博物学
小松貴(幻冬舎文庫)
アリの巣にアリ以外の昆虫がこんなにもたくさん居候しているなんて知らなかった!そんな昆虫にまったく興味がない私でも楽しく読めた、自称奇人の昆虫学者の本。表紙がシンプルでなかなか手にとってもらいにくいのですが、するする読める「はじめに」の文章と目次にならぶ奇人が考えた気になるタイトルだけでも体験してみて!かなりひどい目にあっているのに「わからないことを、わかりたい」という研究者の飽くなき情熱に圧倒されます。
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ぼやきの中に光る、言語学調査のリアルな面白さ
現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき
吉岡乾(創元社)
司書をしていて、言語学に興味がある生徒がけっこう多いことに驚いています(昆虫と同じく自分が生徒のころは興味がなかったので)。そんな生徒にとりあえず勧めています。パキスタン・インド奥地の少数言語を収集・調査している言語学者が「はやく日本に帰りたい」とぼやきながらも、フィールド言語学とは何か、どうやって研究を進めていくのかに興味を持たせてくれる本。全編ぼやきが入ってくるが、それがおもしろい。
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「イーグル・アイ」が語る、命がけの発掘現場
恐竜まみれ 発掘現場は今日も命がけ
小林快次(新潮社)
福井県福井駅には巨大な恐竜モニュメント(しかも動く)が複数あります。恐竜が身近な存在?ではあるのですが、その化石発掘現場は未知の世界。そこで、世界中で恐竜を見つけまくって「イーグル・アイ」という愛称がついた恐竜研究者が、どうやって恐竜化石を発見・発掘するのか教えてくれる本。大発見にたどりつく著者の思考の過程を臨場感たっぷりになぞれるのが楽しい。クマにヘリに砂漠に、命がけエピソードがあちらこちらに。
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松永先生 一問一答
Q1.先生の好きな本のジャンルは?
今回紹介したような、研究者や専門家がその分野の研究を一般向けに面白く紹介してくれる本が大好きです。おすすめの一冊は『カラスの教科書』松原始 著
Q2.好きな漫画・アニメは?
『ダンジョン飯』九井諒子 著
『葬送のフリーレン』山田鐘人 原作 アベツカサ 著
『ワールドトリガー』葦原大介 著
小説もファンタジーやSFが好きです。
Q3.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
『だるまちゃんとてんぐちゃん』などで有名な加古里子さんの本。加古里子さんの科学絵本は『地球 その中をさぐろう』や『かわ』など大人になって読んでもおもしろい。
Q4.今後読んでみたい本、気になっている本は?
『変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館』樫永真佐夫 監修 ミンパクチャン 著
家族や先生を思う気持ち
三世代の家族が紡ぐ、教育への熱き思いの歴史
みかづき
森絵都(集英社文庫)
この話の舞台は1961年千葉のベッドタウンから始まります。君たちにもなじみのある「塾」が世の中に登場し始めたころ、塾が社会でどんな扱いを受けていたのか、そして現代に向けてどのように巨大ビジネスになっていったのかという歴史が、ある塾を経営する家族の物語の中で見えてきます。それぞれの家族が教育にかける思い、家族の一人ひとりにかける思いが胸に迫ってきます。時代を経て、家族の中に流れていく思いにページを思わず進めてしまいます。
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難病の恩師が贈る、心に沁みる「最後の授業」
モリー先生との火曜日
ミッチ・アルボム 別宮貞徳:訳(NHK出版)
大学を卒業して、ジャーナリストとなった作者のミッチ・アルボムは、大学時代の恩師だったモリー・シュワルツ先生が難病にかかって死を目前にしていることを知ります。アルボムは毎週火曜日に先生の病室を訪れるようになり、その時の会話がモリー先生との最後の授業になっていきます。会話の内容は多当時40代だった私の心に沁み込んできたことを覚えています。
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衝撃のラストが問いかける、「教育虐待」
サクラサク、サクラチル
辻堂ゆめ(双葉社)
舞台は高校、受験を控えた男子高生とそんなことを超越したかのような女子高生との交流が面白い展開になっていきます。こういうのを「教育虐待」っていうのだと初めて知りました。衝撃のラストに安堵したり、もどかしかったり…。
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松澤先生 一問一答
Q1.先生の好きな本のジャンルは?
小説
Q2.感動した映画・印象に残っている映画は?
古いけどダスティン・ホフマンの『卒業』『クレイマー、クレイマー』
Q3.好きな漫画・アニメは?
『ナナマルサンバツ』『ガクサン』
Q4.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
『がんばれ、ヘンリーくん』シリーズ、『ドリトル先生』シリーズ
すさまじい現実をユーモアで語る
過酷な現実をユーモアで包む、魂の記録
困ってるひと
大野更紗(ポプラ社)
難病を抱えた当事者の「困ってる」ことを赤裸々に描いた一冊。襲いかかるすさまじい現実。なのに、文章はユーモアにあふれていて、読み手をぐいぐいと引き込んでいきます。普段あまりノンフィクションを読まない私が、一気に読み終えました。
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妖怪たちと過ごす、怖いけど温かな日々
妖怪アパートの幽雅な日常(全10巻)
香月日輪(講談社)
この作品を知ったのは十数年前です。以前なら面白く読んだジャンルも心に響かなくなった頃でしたが、久々に文字通り「寝る間を惜しんで」読みふけりました。この作家を知った時には既に亡くなられていたため、新作を読めないことに落胆した記憶があります。高校生になったばかりの男の子が、妖怪アパートで体験するちょっぴり怖い、でも心温まる物語を堪能してください。
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異世界に独り放り出された、少女の生きる力
月の影 影の海(十二国記シリーズ)
小野不由美(新潮文庫)
麒麟の選んだ王が統べる、12の国を舞台にしたファンタジー。ファンタジー好きなら是非とも読んでおきたいシリーズです。『月の影影の海』は女子高生が主人公。ある日突然異世界に連れ去られ、ただ一人放り出されてしまいます。訳もわからず、人からも妖魔からも追われる日々。とにかく生きて、元の世界に戻ることを目標にあがき続けます。地名や固有名詞の漢字が難しく、そこだけは難点ですが是非読み進めて欲しいです。
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江原先生 一問一答
Q1.先生の好きな本のジャンルは?
ファンタジー、児童文学、SF、ミステリー
Q2.好きな漫画・アニメは?
『風の谷のナウシカ』(漫画の方)アニメから入りました。原作が完結してから読みましたが、初読で愕然とした記憶があります。
Q3.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
『ぐりとぐら』あのカステラにあこがれました。親が飽きるほどに読んでもらった記憶があります。読書好きを決定づけたのは『ちいさいモモちゃん』。小1の時に買ってもらって、ここから絵よりも活字の多い本を好んで読むようになりました。
普通って何? 当たり前を疑え
日常の「当たり前」を問い直す
水中の哲学者たち
永井玲衣(晶文社)
日常の小さな疑問や違和感から「考えること」の面白さを教えてくれる一冊です。著者の永井さんは身近な出来事を入り口に、「当たり前」と思っている価値観を、柔らかくときに鋭い感性で問い直します。難解になりがちな哲学を、対話的で親しみやすい語り口で描いているため、高校生でも無理なく読み進められます。正解を探すのではなく、自分の言葉で考える楽しさを味わえます。
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超能力を持つ人々が支配する管理社会の残酷な真実
新世界より
貴志祐介(講談社文庫)
1000年後の日本を舞台に、超能力を持つ人類が築いた管理社会の闇を描く壮大なSFミステリー。この本に出会うまで、自分自身SFものに苦手意識がありましたが、この作品に出会って面白さを知りました。
「想像力こそが、すべてを変える」
この一文は、想像力が失われ続けている現代に向けた新世界からの警告であり、今を生きる私たちへ強烈なメッセージを突きつけます。高校生のうちに、この緻密な世界観と哲学的テーマにぜひ触れてほしいです。人生観変わります!
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世界の広さに気づき、「普通」を揺さぶる体験記
JK、インドで常識ぶっ壊される
熊谷はるか(河出書房新社)
父の転勤をきっかけにインドで暮らすことになった女子高生のリアルな体験記です。日本では当たり前だった価値観が、文化や生活の違いの中でどんどん揺さぶられていく様子が、明るくユーモラスに描かれています。戸惑いや驚き、出会いを通して世界の広さに気づかされ、「普通」って何だろうと考えるきっかけをくれる、読みやすく元気をもらえる一冊です。
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関口先生 一問一答
Q1.先生の好きな本のジャンルは?
小説、旅行記、民俗誌、エッセイ。なんでも雑食です。
Q2.感動した映画・印象に残っている映画は?
『天使にラブソングを・・・』シリーズ。歌で一つになっていくストーリーが大好きでした。
Q3.好きな漫画・アニメは?
『3月のライオン』『鬼滅の刃』
Q4.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
新美南吉の『てぶくろをかいに』『ごんぎつね』宮沢賢治の『なめとこ山の熊』このあたりの児童文学が、原体験として自分の大学時代の研究テーマに影響を与えたように思います。
自分の思いをどう表せばいいか悩む人に
書くことで「本当の自分」の答えを見つける
さみしい夜にはペンを持て
著:古賀史健 絵:ならの(ポプラ社)
言葉にならない思いは、文字にして、書いて、考えることで、「自分はこう思っていたんだ」と答えを出すことができます。書くこととはどういうことか、どうやって自分の思いを書けばよいのか、悩んでいる人に手に取ってみてほしい1冊です。
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心に溜まった「未分化な思い」を言葉に変える
言葉にできない気持ちの言語化ノート
NHK「言葉にできない、そんな夜。」制作班(小学館)
ワクワク、イライラ、モヤモヤ。自分の感情は、そんなオノマトペでは追いつけないような、もっと相応しい言葉がある気がする。けれど、うまく言葉にできず、自分の感情も陳腐なものになってしまったような気がして、やるせなくなる。そんな「言葉にできない気持ち」が、物語の中で、歌の中で、どんな言葉で表されてきたのか、紹介されています。どういう言葉が、自分にしっくりくるのかを探すヒントになる1冊だと思います。
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本を読むことは、他者の人生を生きること
さみしい夜のページをめくれ
著:古賀史健 絵:ならの(ポプラ社)
本を読むこととは、どういうことなのか。この本は、その一つの答えを示しています。世の中にあるすべての本の中には、同じように悩み、生きた先輩がいます。本を読むことで、自分以外の他者の人生を生きることもできます。自分の悩みに回答してくれることも、自分の感情にピッタリとくる、光る言葉を見つけることもできます。自分にぴったりくる1冊を選ぶところから、はじめてみてください。
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成松先生 一問一答
Q1.先生の好きな本のジャンルは?
小説、エッセイ、教養書、図書館関係
書店や図書館、SNS等で、その時々で気になった本をメモしては、買って・積んで・読んでいます。
Q2.好きな漫画・アニメは?
『図書館の大魔術師』
『メダリスト』
Q3.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
『サンタクロースに会いにいこう』
クリスマスの夜に、押し入れの不思議な扉からオコジョに連れられて、サンタに会いに行く絵本です。当時、贈り物として、主人公に自分の名前が印字されており、自分自身が絵本の世界に飛び込んだような楽しさで、何度も読み返しながら、押し入れを覗きこんでいたことを覚えています。
ありのままでかっこいい自分になろう
一人の人間として描かれる、英雄の葛藤と孤独
蒼き狼
井上靖(新潮文庫)
モンゴルの蒼き狼、成吉思汗(チンギス・ハーン)。もともとは小部族の生まれでしたが、卓越した戦術とカリスマ性でユーラシアの東西にわたり勢力を拡大していきます。作者である井上靖氏は、そんな成吉思汗をただ成功者としてだけでなく、自らの出生に疑惑を持ち悩み続ける一人の人間として描き、かなり読みごたえのある内容になっています。
私はこの本をきっかけにして東アジアを舞台とする歴史小説に興味を持ち、井上靖から陳舜臣、宮城谷昌光へと読書の幅が広がりました。
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修復家が解き明かす、300年鳴り響く音の謎
修復家だけが知るストラディヴァリウスの真価
中澤宗幸(毎日新聞出版)
お正月番組のヴァイオリンの聞き比べなどによく登場する、名器ストラディヴァリウス。なぜ、製作から300年以上を経ても、億単位で取引されコレクターや演奏家に愛されるのか。その謎をヴァイオリン修復家の中澤氏が、音色や、時代によって変化する作風の違い、使われている木材やニスなど、多方面から解説しています。ヴァイオリンを1から作るページもあり、製作者ストラディヴァリの気分でヴァイオリンを作ってみたくなります。
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「錯覚」の魔法で、ありのままの自分を好きに
会う人全員から「やせた?」と聞かれる「着やせ」ファッションBOOK
おかだゆり(KADOKAWA)
外出するとき、いつも何を着ていこうか悩む、プラスサイズの女子たちへ。錯覚を用いて体をすっきりカッコよく見せるコツを、元レスリング女子世界3位のデザイナー、がっちり体形のおかだゆり氏が解説します。小物を使った着こなしや洋服選びの注意点など、私を含め世の中でひっそり暮らすプラスサイズ女子に勇気と希望を与えてくれます。着こなしを覚えれば膨張色だって怖くない、もっと自分を好きになれる本。ありのままで、かっこいい自分になれるって、最高じゃない?
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徳富先生 一問一答
Q1.感動した映画・印象に残っている映画は?
『きっと、うまくいく』(インド映画)2009年 主演:アーミル・カーン
『HUM』(インド映画)1991年 主演:アミターブ・バッチャン、ラジニカーント
Q2.好きな漫画・アニメは?
『国境のエミーリャ』池田邦彦、監修協力:津久田重吾(小学館)
夢が叶わなかったら… 進路を考えるあなたに
夢破れた先に得た、新たな歩み
宇宙飛行士選抜試験 ~ファイナリストの消えない記憶~
内山崇(SB新書)
子どもの頃からの夢であった宇宙飛行士になるために全力で選抜試験に臨み、あと一歩のところで夢破れた著者の回想録。著者の職業は宇宙船エンジニアなので宇宙飛行士に選抜されたメンバーと一緒に仕事をするという後日談までが語られます。長年の夢にどのように挑んだのか、それが叶わなかった先に何を得たのか。これから自分の進路を決める高校生に読んでもらいたいです。
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古典から現代へ、数学を別の角度から俯瞰する
和算からベルヌーイ数へと続く数の世界
小林吹代(技術評論社)
みなさんが今勉強している数学は西洋数学ですが、日本古来の数学は和算といいます。和算と西洋数学がどのように関わりあうのか。『源氏物語』54帖から着想を得た源氏香の解答図が2023年国際数学オリンピックのロゴに採用され、古典とも関わる和算が現代においても再注目されています。数学を別の角度から俯瞰し、楽しみながら学べる一冊です。
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他人の子を誘拐し育てる女がつきつける「母性」
八日目の蝉
角田光代(中公文庫)
赤ん坊を誘拐し、その子を懸命に育てる女の逃亡劇。私は犯罪者である主人公に肩入れし、どうにか逃げ延びて欲しいと切に願いました。なぜ私がこの本に惹かれたのかというと、この本を読んだのが自身の出産直後だったからです。立場的には誘拐された親側なのに犯人への気持ちが止められず号泣しながら読みました。
読み手の立ち位置によって、本から得るものは全く別の物になります。高校生のみなさんはまた違った感想を抱くはず。感受性豊かな高校時代にぜひいろんなジャンルの本に触れてみてください。
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仁村先生 一問一答
Q1.好きな漫画・アニメは?
高校時代からずっと田村由美マンガのファンです。
『BASARA』は登場人物の成長ストーリーに読み手も勇気がもらえ、
『ミステリと言う勿れ』は現代の理不尽を整くんが代弁して言語化してくれる物語です。
Q2.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
『扉の向こうの物語』岡田淳著 小学生の時に読み、初めてページをめくる手が止まらないという経験をしたファンタジーです。初版は1988年と古いですが、今読んでも古さを感じさせず、あの時の夢中になった自分のワクワクした気持ちをはっきりと思い出せる作品です。
こんなSFがあったとは!
宇宙の生命観を覆す、着眼点に震える
老ヴォールの惑星
小川一水(ハヤカワ文庫JA)
こんなSFがあったとは!とたまげた本です。20年前の刊行ですが、宇宙の生命体にはこんな存在もありなのかもしれない、と思わせる着眼点が素晴らしくて心が震えました。
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12人の視点から、日本の未来を自ら考える
原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換
吉田千亜ほか(集英社新書)
原発は日本に本当に必要なのだろうか、という疑問を高校生には持ってほしいし、考えて欲しい。作家や研究者などさまざまな立場から、12人の思いや意見を聞いてみて欲しい。
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12歳の少女は王を目指す
図南の翼 十二国記シリーズ
小野不由美(新潮文庫)
ファンタジーの十二国記シリーズはどの巻も面白いのですが、私のイチオシはこれ!主人公は12歳の少女ですが、ものの考え方と行動力はたいそう魅力的で読めばファンになること請け合いです。
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池内先生 一問一答
Q1.先生の好きな本のジャンルは?
SF。小説でもマンガでも。
Q2.感動した映画・印象に残っている映画は?
『陽なたのファーマーズ フクシマと希望』
Q3.好きな漫画・アニメは?
藤子・F・不二雄、とくにSF短編集
Q4.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
宮沢賢治の童話
本が読めない少女 本が少女の世界を変える
美しい星の写真と言葉の美しさ
宙の名前
林完次(KADOKAWA)
この本は、天体の写真とそれにまつわる俳句や和歌、各国の神話や逸話が載っています。高校生の時にこの本と出合い、星を紡ぐ言葉の美しさに惹かれて何度も見返しています。もちろん、写真もとても美しく、色褪せません。
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わたしは死神 本を盗む少女の話をしよう
本泥棒
マークース・ズーサック 入江真佐子:訳(早川書房)
この物語の語り部は死神です。ナチス政権下のドイツで、文字の読めない少女リーゼル・ミメンガーが本を盗むところを目撃してから、彼女の人生を見守り続ける死神。優しい養父、友情を育む少年、里親が匿うユダヤ人青年との交流を通して言葉を少しずつ覚えていくリーゼル。言葉は人を傷つけもするし、物語として心を癒やしてくれもします。涙なしには読めない本作は、本を読むこと、どのように言葉を使うべきかを示唆してくれます。
他者と考える哲学対話を楽しんで
考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門
梶谷真司(幻冬舎新書)
この本では「哲学」=「考えること」。他者との対話を通して当たり前を疑ったり自分の考えや見方を深める活動「哲学対話」の紹介をしています。
日常の中で、他者と一つのテーマについてじっくり語り合う機会ってそんなに多くありませんよね。でも、社会に出ると価値観の異なる人々と出会うことになります。合わないから関わらないと壁を作るのではなく、ぜひ対話を通して共生する道を模索してほしいです。哲学対話、楽しいですよ!
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一問一答
Q1.先生の好きな本のジャンルは?
ミステリー小説、哲学
Q2.感動した映画・印象に残っている映画は?
『ぼくたちの哲学教室』
Q3.好きな漫画・アニメは?
漫画:『フロイト½』 アニメ:『薬屋のひとりごと』
Q4.幼少期に読んで心に残っている本や絵本は?
モーツァルトの伝記。ピアノを習いたいと思ったきっかけです。
Q5.今後読んでみたい本、気になっている本は?
『失われたものたちの本』
こちらも見てみよう
人生を豊かにする「扉」を開こう! 高校図書館司書が贈る、本気のおすすめ本
「本との出会い」のススメ
~様々な分野で活躍する人たちから
『みらいぶっく』には、高校生を刺激するさまざまな本が紹介されている!



